4章:−淋しさしのぎ− (2/19)

ｹﾝｼﾞが沖縄に帰ってから連絡はﾏﾒにやりとりをしているけどやはり淋しい。


ｱﾀｼは専門学校を受ける事にした。
見学をして願書を貰う。


学校案内を在学生がしてくれたり、ﾒﾘｯﾄなどを話してくれたり、交流がある。



その中で、１つ上の雄大って人と仲良くなった。

優しい顔立ちに、わかりやすい説明に、好感度が高かった。
他の子も雄大に案内をしてもらって好印象だったって言ってた。


たぶんｱﾀｼはこの学校を受けると思う。




ｻﾕﾐ『Ａ専門学校にするの？』


ｱﾀｼ『そこだけじゃないけどね。』


ｻﾕﾐ『みんなが口々に言ってた人ってどーなの？』


ｱﾀｼ『あー。雄大って人でしょ。優しい顔で説明がわかりやすかった。ｲｹﾒﾝだね。』


ｻﾕﾐ『見てみたーい』


ｱﾀｼ『見学だけ言ってみたら良いじゃん。あ…』


ｻﾕﾐ『何？』


ｱﾀｼ『合ｺﾝやろうって言われて連絡先交換したんだけどたまにのやりとりはしてるよ』


ｻﾕﾐ『やろーよー、合ｺﾝ』


ｱﾀｼ『面倒くさい』


ｻﾕﾐ『暇潰し、そいつが格好良いなら、周りも格好良いかもしれないし』


ｱﾀｼ『してみるね』





ｱﾀｼ：
課題どうですか？
お誘い頂いた飲み会の話
友達に話したら人数集まりそうなんですけど、いかがですか


数分して返事がきた。
早いっ、暇なのかよ？(笑)


雄大：
やろー、やろー。
周りも喜ぶよー。女子高生だあ、って。
俺はﾋｶﾘちゃんに会えれば良いんだけど。
彼氏がいても頑張るし。
なんてな。
いつにする？



軽いなあ、なんか。
いるって言ったし、彼氏。



ｱﾀｼ：
返事ｱﾘｶﾞﾄ
(土)がお休みなので、今週金曜日はいかがですか？



雄大：
了解〜
時間は７時くらいでも大丈夫かな？お店は予約しとくから私服で来てね。
人数どーする？手始めに３対３くらいでどー？



ｱﾀｼ：
３対３了解です
金曜日楽しみにしてますね。




ｱﾀｼ『金曜日に３対３、７時で決まった。』


ｻﾕﾐ『もう１人、ﾅﾅｾ誘う？』

ｱﾀｼ『え？あ…うん。』


ｻﾕﾐ『ん？他にあてある？』