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18章:マツナガシオリ。7 (3/18)

まわりの環境が変わりすぎたからなのか。


松永は、心底疲れきっていた。


ふと、
自分の左手首を見る。


細長く入った、
複数の線。


かなり古い、
リストカットの跡だ。


「何でこんな痛いことをするんだ?」


と、
一言つぶやいた。
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不幸自慢ができる幸せをあなたに。 ©著者:前田つぐみ

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