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12章:マツナガシオリ。5 (14/14)

でも、違う。


生前の彼女は、


体調が悪くなるほど病んでいたのだ。


なぜ、その理由を確かめなかったのか?


それを知った上で、
ツバキと話をしたかった。


今更になって、
松永は後悔した。


「…お店、休んだ方がいいよ。」


そんな松永を見て、
ツバキはゆっくりと語り出した。


「……」


松永は箸を止めて、
改めてカウンターのすぐ横のツバキをじっと見つめた。


「病んでるよ、
シオリちゃん。
今すぐにでも、
休んだ方がいいよ。
明日出勤?」


「…ううん、休み…」


「何か予定ある?」


「ない。」


「じゃあ、遊びに行こうよ」


「え?いいの?」


「もちろん」


ツバキは、微笑んだ。
その笑顔があまりにも可愛いらしくて、


松永もつられて笑顔になった。

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不幸自慢ができる幸せをあなたに。 ©著者:前田つぐみ

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