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7章:マツナガシオリ。 3 (9/10)

岡野は急に、
怖くなった。


さっきから笑顔を絶やさなかった男が、


急に岡野を睨みつけていたからだ。


「…何だよ…」


「…キミに信じてもらおうか。」


ニヤリ。


男はベッドから立ち上がり、


部屋に隅に置かれた観葉植物のそばで、
そっと手をかざした。


「…………」


゛パリ…パリパリ…パリ…゛


岡野は息を飲んだ。


「…お…ま…」


生き生きと緑の葉を生やしていた木が、


まるで早送りのように、


茶色くしなびていった。


それは、あっという間…


観葉植物は5秒もしないうちに木っ端みじんになって、


砂のようになった。


不思議と。
岡野の背筋が凍りついた。


男の笑顔に、
恐怖を覚えた。


…本物だ、こいつ…
本当の死神だ…

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不幸自慢ができる幸せをあなたに。 ©著者:前田つぐみ

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