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7章:マツナガシオリ。 3
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頭の中の整理がつかない。
岡野はただ、
ひたすら思いついた疑問を、
ノックのように男に浴びせた。
男…自称「死神」は、
まるで子ども相手でもするかのように、
適当に岡野をあしらっていた。
「キミと松永詩織さんが、
同じ日に、同じ時間に、同時に亡くなったから。自殺ストップキャンペーンなんて、
本当はそんなことする気ないんだよね〜」
「…やる気ねぇのかよ…」
「うん。」
彼は笑顔で頷いた。
「ノルマだよノルマ。
何かやんなきゃならないわけ。
神無月の出雲大社の会議で決定されてさ。
何かキャンペーンを作って、
やらなきゃならなくなって。」
「…神様にも、
そんなのあるのか?」
普通なら絶対に有り得ない話だが、
この有り得ない状況の中、
岡野はなぜか彼の話に引き込まれていた。
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