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5章:マツナガシオリ。 2 (1/4)

5章:マツナガシオリ。 2

「………」


目が覚めた。


「…あれ…どこだ…」


周りを見回す。


そこは、見知らぬ場所。


「…汚ねぇ部屋だな…」


若い女の部屋であろう。


白い壁に、


ラグ、カーテン、ソファー、ベッドはピンクで統一されたワンルームのマンション。


ドアの開いたクローゼットからはパンパンに押し込められた服の山が見えた。


ベッドの隣に置かれたテーブルの上に、


コンビニの菓子パンとサラダの食べた後のゴミが置かれている。


足元には、
大きなクスリの瓶が落ちていた。


「…え?何だ?何でだ?」


彼…


岡野智哉は、恐らく、
人生で一番慌てた。


自分の足。
爪にはスカルプがついている。


手を見た。


水色のネイルが。


髪はブリーチで明るくなって、
長さは胸下まであった。


「はぁ!?ちょっ!!」


岡野はとっさに、
足元に落ちていた鏡を手にして、


自分の姿を見た。


鏡に映ったのは、


知らない若い女だった。
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不幸自慢ができる幸せをあなたに。 ©著者:前田つぐみ

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