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3章:オレハ、カミ。 1
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「まぁ〜似たようなもんですよ、
岡野智哉さん。」
「へっ!?」
名前を呼ばれた男、
岡野は、
びっくりして飛び起きた。
もちろん、
2人は初対面である。
「何で俺の名前、
知ってるんですか!?」
「へ?
オイラは何でも、知ってるさ〜」
和服の男は、
終始ご機嫌だった。
岡野を見て、
にっこりと微笑んだ。
「だってオイラ、
神だもん」
「…あの、すいません、真面目に言ってんですか…?」
なんだ、コイツ。
そんな彼を見て。
岡野は少し、
イラッとした。
「そんな怒んないでよ。真面目な話だよ。
今からキミに、
おもしろい夢を見てもらおうと思ってさ。」
「…んだよ、それ…」
岡野はまだ、
不機嫌なままだった。
……でも、何でだ?……
岡野は不思議に思った。
周囲は真っ暗。
なのになぜ、
この若い男の姿は見えるのだろう。
自分の姿すら、
全く見えないのに…
そんなことを思っていると。
「いってらっしゃい。」
自称、神様は、
岡野に軽くデコピンをした。
「………!」
その途端。
岡野はまた、
意識を失った。
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