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29章:ハラダミカ。2 (2/5)

「…エリコちゃん、おはよう。」


「詩織のお母さん」


エリコは美佳を見て微笑んだ。


「いつもありがとう」


「いえ、大丈夫です。
私も詩織に会いたかったんで」


エリコはベッドの向かいに置かれた椅子に腰掛けた。
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不幸自慢ができる幸せをあなたに。 ©著者:前田つぐみ

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