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27章:メンカイ。2 (17/18)

「………」


松永は口を閉じた。


ただ、ぼんやりと矢向の顔を思い出していた。


「…あなたが言わないなら、私が矢向ちゃんを守る。
あなたに矢向ちゃんは、もったいないわ」


岡野は言い切った。


「…そんなに矢向、
元気ねーのか」


「心配してたのよ。だから…」


「……」


松永は頭をうなだれた。


矢向、好きだ。


でももう、伝えることができない。
もう、矢向を守れない。


松永はひとり、
心の中で嘆いていた。
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不幸自慢ができる幸せをあなたに。 ©著者:前田つぐみ

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