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27章:メンカイ。2 (4/18)

「…ごめんなさい、
遅れました…え?」


「…いや、大丈夫です…」


スーツ姿の岡野は、
今は他人の松永を見て、目を凝らした。


金髪に長い巻き髪から、焦げ茶色のサラサラな髪になって、


メイクもシンプルになっていた。


すっかりイメチェンをした松永詩織を見て、


少し違和感を感じていた。


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不幸自慢ができる幸せをあなたに。 ©著者:前田つぐみ

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