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21章:ハラダミカ。1 (3/3)

諦めずに、
何度も携帯電話の発信ボタンを押す。


そして決まって流れる音声。


「この番号は現在、
使われておりません…」


わかってる。
わかってる。
なのに。


彼女は何度もかけてしまう。


そのたびに、
彼女は傷ついた。
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不幸自慢ができる幸せをあなたに。 ©著者:前田つぐみ

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