6章:欲望 (6/7)

4回目に会った時、まささんは鞄からﾋﾞﾃﾞｵｶﾒﾗを取り出した。

「今日はｺﾚでちょっと撮影してみよう！」

「え…ﾋﾞﾃﾞｵですか？」

私は難色を示した。
このﾋﾞﾃﾞｵがもしどこかへ流れたら、と考えると恐ろしい。

「大丈夫。僕が個人的に鑑賞するだけだから。なんなら、顔は映さないよ。」

まささんに説得され、しぶしぶ私は了解する。

ﾍﾞｯﾄﾞの足元側にある机にｶﾒﾗを据え置き、まささんはいつものように行為を始めた。



行為を終え、ｼｬﾜｰを浴びた後、今度は写真を撮りたいと言ってきた。

「ﾕｷちゃんの素敵な身体を是非ｶﾒﾗにおさめたいんだ…」

私は棒立ちで写真に写った。