7章:21歳 (11/11)

僕は風呂場で
ボブと語った｡


ﾄﾞｳﾃｲ:｢ねぇ…幸せって何かね？｣

ボブ:｢………｡｣

ﾄﾞｳﾃｲ:｢これって…間違いなく幸せって言うものだよね？｣

ボブ:｢………｡｣

ﾄﾞｳﾃｲ:｢なんだか…今までの脱童貞のための女子との関わりとは、なんか違うよ｡｣

ボブ:｢………｡｣

ﾄﾞｳﾃｲ:｢体より心が茜を求めてる｡｣

ボブ:｢………｡｣

ﾄﾞｳﾃｲ:｢ふとちが愛姉と結婚したくなった気持ち…わかってきたような気がする｡｣

ボブ:｢………｡｣

ﾄﾞｳﾃｲ:｢俺だけ先に幸せになって、ごめんな｡｣

ボブ:｢………ふん｡｣

ﾄﾞｳﾃｲ:｢？？？｣

ボブ:｢根性ナシが…｡｣

ﾄﾞｳﾃｲ:｢！！！｣

ボブ:｢でも…俺とお前は一心同体｡気合いいれろよ｡｣


僕はのぼせていたのか
ボブがそう言ったように
感じた｡