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9章:嫌われ者のあたし (3/10)

「先輩っ!おはようございます」

スクールバスから降りた私は照れながらも口早に言った

…そんな記憶がある。

「あー、はよ」

私はこの時間のバスに乗れれば会えるのかななんて思った

「あーそういや君さ、名前何?」

「あ、亜梨香です!」

私は向こうから話しかけてくれたことを嬉しく思った

「へえ。亜梨香ね。髪、なんかついてる」

「え…っ」

先輩の顔が近づいてきた。爽やかな香りがふわっとする

何の香水使ってるのかな?

「ん、とれた」

学校に咲いている桜の花びらだった

「馬鹿みたいだったぜ!髪に花びらのっけてる女」

私、顔絶対赤い。先輩に初めて触れられたから。

こんな笑い方するんだ

普段はクールなのに無邪気で…私は確実に恋をしていた

「馬鹿じゃないですっ!だけどありがとうございました」

私は照れ笑いを浮かべてその場を駆けていった

そんな忘れられない春の思い出



桜の花びらが地面を覆っていたけど、本当に綺麗だったんだ
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初カレは薬中ホスト ©著者:亜梨香

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