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1章:現役高校生お水デビュー
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1章:現役高校生お水デビュー
中学時代イジメられて過ごした3年間。
高1・高2時代は1つ上のデブスな女グループにイビられる。1対6ぐらいで。
1人じゃ何も出来ないバカ達に振り回された2年間だった。
高3になってようやく穏やかな日々を手に入れた。
グループで群れをなすのは苦手だった。
一匹狼がラクでスキだった。
高3の夏休み母親とソリが合わずプチ家出をした。
イトコの姉が一人暮らしをしていたからイトコのアパートに転がり込んだ。
アタシは髪を脱色して金髪にした。
イトコは昼間は介護職をして夜はパブで働いていた。
アタシもついて行った。
メイクや服装は当時流行っていたコギャル系だったアタシは、もうすぐ19歳って設定で働く事になった。
未知の世界にワクワクした。
コレがアタシの夜の世界へのデビューとなった。
常連はヤクザだった。
彼等はイトコを気に入っていて毎回イトコが接客している様だった。
アタシとミカさん(イトコの友達)はフリーの客ばかりについてラクしてた。
暇な時は客引きに出たりした。
そんな時フリーで若い男2人組が来店した。
既に酔っていた彼等は、ヒデとユウジと名乗り共に24歳だと言った。
アタシ実年齢17歳、ミカさん21歳、イトコ25歳。
ミカさんはヒデに気に入られいつの間にか2人の世界になっていた。
ユウジはアタシを隣に座らせると『実は19じゃナイでしょ?若過ぎるもん』と言い出した。
アタシ:もうすぐ19だよ。今はまだ18だけど。
と押し通した。
沢山話して沢山飲んでイイ気分で帰って行った。
帰り際、
ユウジ:また明日来るね
と抱き締めて去って行った。
…何なんだこのドキドキ。
初めて男に抱き締められたアタシの心はテンパった。
次の夜、ホントに来た。
しかもオープンから来た。
アタシ:いらっしゃい!
ホントに来たし!
ユウジ:来るって言ったじゃん。最後まで居るからネ。
とアタシに抱きつく。
ホントにラストまで居た。
次の夜も…また次の夜も。
オープンからラストまで居るようになった。
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波瀾万丈底辺人生 ©著者:ペリドット
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