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12章:〜募る想い〜 (1/5)

12章:〜募る想い〜

リョウと過ごす時間が増えるにつれ、アタシはリョウへの想いに気付き始めた。

リョウの事をもっと知りたい…

リョウの傍にもっと居たい…

いくつもの夜を越えて、いつしかリョウはアタシの部屋に来る様になった。

アタシが接客してる時間に着信があったり、待機中に着信があってBGMが届かない場所に移動して電話に出たりする事が多くなった。

アタシは遅番半分、早番半分のシフトに替えてもらった。

リョウ:ただいま(笑)

アタシ:おかえり(笑)
  今開けるね!

オートロックを解除する。

-ピンポーン♪-

アタシ:はーい!

-ガチャッ-

リョウ:よっ!ひさしぶり(笑)

アタシ:(笑)

リョウ:あ゛〜!疲れた〜!

部屋に寝そべるリョウ。

アタシ:随分お疲れやない?
何もないけどゆっくりして下さいな(笑)

リョウ:しかしエリの部屋落ち着くなぁ…。

アタシ:何でかな(汗)
よく言われる(汗)

内装は真っ白。
カーテンは真っ赤。
寝具はヒョウ柄。
フローリングに敷いてあるラグは草原を思わせる様なリーフ柄。

とても落ち着ける部屋とは思えないが、あの時のアタシにはこの、いかにもなギラギラした部屋が落ち着けた。

リョウ:だいたい何かヤラシイよな。

起き上がりながらリョウが言った。

アタシ:あはは!

リョウ:なぁ…エリ、傍に来いよ…

アタシ:待ってよ(汗)

リョウ:いいから、おいで…

―ドキッ―

アタシ:あのさぁ…その"おいで"ってヤメテくんない?

リョウ:なんでよ(困)?

アタシ:ヤバイんだわ(汗)
何かアタシの中で、リョウの"おいで"は表面麻酔なわけよ。

リョウ:訳分かんねぇ事言わずに、ココに"おいで"(笑)

アタシはリョウの隣に座った。

リョウが肩を抱き寄せた。
抱き寄せた方の手で頭をポンポン…

アタシ:なに?!

リョウ:あはは…なんとなく(笑)

アタシ:何か飲む?
何がいい?コーヒー?お茶?
あ、御飯は?食べた?

何でもいいよと言うリョウにコーヒーを出した。
アタシは焼酎で(笑)

リョウ:サンキュー!
俺にはコーヒーで自分は酒か(汗)

二人して笑った。

アタシ:だってリョウさん車やん。
帰るでしょ?!

リョウ:帰れってか(笑)

コーヒーを飲み終えた時、

リョウ:よし、シャワー貸して〜(笑)

リョウはバスルームへ消えた。
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波瀾万丈底辺人生 ©著者:ペリドット

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