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8章:〜親友〜
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8章:〜親友〜
アタシの本名はエリコ。
・短大無事卒業
・風俗嬢
親友のアキナ。
・短大無事卒業
・ゲーセン勤務カウンター係
アタシ達は短大入学からいつも一緒だった。
アキナには高校時代から付き合っている彼氏が居て遠距離をしていた。
学生寮を出て部屋を探す時、同じ所に住もうと決めて毎日一緒に不動産を回った。
比較的新しいオートロックマンションに決めた。
10階の角部屋がアタシ。
11階の右から二部屋目がアキナ。
理想は隣同士がいいね〜なんて話してたけど、そんな都合のいい空室状況はなく、奇跡的に階違いならあるって事でそこに決めた。
アキナはゆくゆくは彼氏と同棲する。
アタシは独り暮らし。
自由気ままな独り暮らしは天国だった。
部屋では基本スリップ一枚で過ごしてた。
裸族な時もあった。
服着ないって幸せ〜みたいな。
だから突然アキナがピンポンすると慌てた。
スウェット着たり、でもめんどくさくてスリップで出る事もあった。
アキナはアタシの部屋が落ち着くと言ってよく入り浸っていた。
恋バナしたり、仕事の愚痴を言ったり、ノロケを聞かされたり…
アキナはよくカクテルを作ってくれた。
アタシは作れもしないのにカクテルセットを持ってて、それを見つけたアキナがよく作ってくれてた。
アタシ達は短大の頃から夜行性だった。
遊び歩いて寝ずに学校行く日が週5位だった。
アタシは昼は学校、夜は風俗だったから、さすがに5日目はフラついてた。
アキナはアタシが仕事してる間に寝て、アタシが帰宅する頃起きて二人で夜の街を徘徊した。
何事も社会勉強!って言いながら。
夜の街には欲望が溢れている。
眠らない街…
疲れていてもテンション上がる。
深夜2時過ぎにカラオケ入って朝7時迄唄ってみたり。
ナンパにも平気でついて行った。
でもアキナには彼氏が居たから、ただドライブしたりカラオケしたり、健全コースを楽しんだ。
今を精一杯楽しんでた。
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波瀾万丈底辺人生 ©著者:ペリドット
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