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4章:二つの孤独
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突然顔を触ってきて
私はその手の温かさに
安心していた。
「お前アホか。こんな冷えて」
「・・帰るの面倒くさかったから。」
「上がれよ。」
言われるがままに
部屋に入った。
「ストーブの前に行けよ」
あたしはストーブの温かさに幸せを感じてた。
一晩ずっと考え事ばかりしていたから寒さはあまり感じなかったけど
今となっては自分はアホだとわかる。
翼は温かい紅茶を渡してきた。
「・・・ありがと」
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