ﾀｶｺ『咲元気ない〜
どーしたの？』


咲『大丈夫…ちょっと
具合悪いから早退するね』

ﾀｶｺ『早く良くなってね』


咲『うん！ｺﾞﾒﾝ。』






あれからずっと
ﾕｳｼﾞの言葉や声が
頭から離れない。



秋山は何か
察知したのか
ほっといてくれる。


私が寂しい時に
抱きしめてくれる。


大人は
わかるのかなぁ…


そんな時ばかり
秋山を頼る私。



エレベーターに乗ると
ﾋﾃﾞｶｽﾞが乗ってきた。


ﾋﾃﾞ『咲ﾁｬﾝ最近Mail返事くれないから俺嫌われたかなと思って。嫌だったら言って！』



咲『ごめん。最近調子悪くて…今日も早退したんだ。お先ね…』



ﾋﾃﾞ『お大事ににね』



私は急いで
車に乗った。


寂しくて苦しくて
忘れてた気持ち。


私は家に帰り
そのままベッドに
倒れ込んだ。


あれから一年。
もー全くﾕｳｼﾞから
連絡は来ない。
私からも出来ない。


新規Mailの画面を
見つめﾕｳｼﾞの
アドレスだけ入れる。


会い


ここまで入れたら
消す。
送れないMail。




私は知らないうちに
寝てしまった。



咲『あっ……』


Mailがなってﾋﾞｯｸﾘして
起きた。


ﾀｶｺ〜咲　Mail


『咲大丈夫？
明日は来れる〜？
何かあったら話してね』



咲『明日は行かないとね…ﾀｶｺに心配かけちゃった
あっ…ﾋﾃﾞｶｽﾞ君からも
きてる。』



ﾋﾃﾞｶｽﾞ〜咲 Mail
『咲ﾁｬﾝ大丈夫？俺は
今仕事終わったよ！
帰りに咲ﾁｬﾝの顔
見れなくて寂しい(･_･､)』




咲〜ﾋﾃﾞｶｽﾞ
『ねー会おう。お願い。』



私何やってるんだろう。



でも
どーしてもどーしても
会いたかったんだ。


だって寂しいから。