咲『いいの？』


社長『いいぞ』


私は社長が経営している
マンションに引っ越す事になった。


家賃はタダ。


光熱費はもちろん私。


新築の２ＬＤＫの
マンション。



咲『家具とか買わないと』


社長『買いに行くか？』


咲『私ﾀｶｺと約束したの』


社長『それなら仕方ないな。これ引越し祝い。少ないけど』



社長は30万くれた。


咲『ありがとう。
社長気使わないでよ』


社長
『咲の事好きだからな』


咲『社長〜もぉー恥ずかしいよ』



母親には反対された。


母『地元で一人暮らしする必要ないんじゃない？』


咲『会社の寮だし〜
だから家賃だってタダだし心配いらないって』


母『そんな事じゃない！
最近咲は外食ばかりで
夜も遊んでばかり。
体壊すよ！社会人なんだからしっかりしなさい』



咲『うるさいなぁ〜お金だってあるし別に心配する事ないじゃん！一人暮らししたらしっかりするって！』



母『咲お金は大事にしなさい！自分の体も。
お母さん片親で咲には
淋しい思いや、お金の事で辛い思いさせたから
咲には同じ思いして欲しくない。』


咲『私がお母さんと同じ
人間じゃないから！
同じ事なんてしない。
咲は子供じゃないから』


母『咲は何歳になっても
お母さんの子供だから。』


咲『まぁそんなの
どーでもいい
ある程度荷物持って
今日から私は家出るから』


母『順序があるでしょ？』

咲『もー決めたし！
別に何が不満なの？
いいじゃん！私が出ていけば金だって、それだけかからないんだから』



母『咲お母さんはそんな事言ってるんじゃない』



咲『ウザイし！わかってるって！折角の楽しい一人暮らしがﾃﾝｼｮﾝ下がった』



私部屋に入り必要な物だけ持って部屋をでた。



母『たまには帰っておいでね。』


咲『こんどは機嫌とってるの？サヨナラ〜』




お母さんこの頃は
わからなかった。


ごめんなさい。



そして
私の一人暮らしが
始まった。