シホ
『それで咲の気持ちは？』
咲『気持ちいいとか？』


シホ『違う！直君への気持ち少しは変わった？』


咲『なんか尚更淋しくなって虚しくなった…』


シホ『でも待っててどーするの？万が一付き合えたとしても、うまくいく？あんな事したけど、ｺﾞﾒﾝね！って言われたら許せるの？』

咲『……』


今日は学級レクです。
男女合わせて23人+担任


ｶｯﾌﾟﾙもいるし色々。
私と咲はもちろんﾌﾘｰ。


テントは男子が立て
女子はBBQの用意。


私とシホは…

テントの中で横になり
海に沈む夕日を
見ながら話してた。


シホ
『健君Ｈどーだった？』


咲『それがそれがね〜』

咲は勿体振った。

シホ『早く〜気になる』

咲『それが…』


先生『お前ら！何やってんだ？皆にやらせて！』


シホ『先生〜今ちょうど
いい話ししてたのに！
咲のＨな話し聞きたい？』

先生『早く来いよ！』

先生は戻った。

シホ『先生は本当照れ屋だよね〜咲に弱いしね〜』


咲『可愛いよね』

シホ『夕日も沈んだし
行きますか！後で健君の話し聞かせてね！』


咲『もちろん！』


初めての学級レク

皆とBBQを食べて

皆でくだらない話しして

全然話した事がない

人と話して。

花火をして

盛り上がっていた。

シホは花火を持って

大人しい男子を

追いかけていた。

そんな咲を私は笑って

見ていた。


『さーき』


又同じクラスになった
ﾖｯﾁが咲の隣に座った。


ﾖｯﾁ『花火綺麗だね』

咲『本当〜』

咲は直とした花火を
思い出した。


ﾖｯﾁ『咲さ直さんと別れて彼氏いるの？』


咲『いないよ〜いらないかな〜』


ﾖｯﾁ『まだ好きなの？』


咲『好きじゃないよ…』



ﾖｯﾁ『俺〜咲が好きだ。ずっと前から好きだったよ…ずっとね…』


咲『ありがとう。』


ﾖｯﾁ『ありがとうか…
ｺﾞﾒﾝね。これからも
好きかも知れないけど
許して』


咲『ｺﾞﾒﾝ……』

ﾖｯﾁ『ｺﾞﾒﾝとか言うな！』

ﾖｯﾁは私の頭をなでて
花火をしてる方に
行った。


シホ
『ﾖｯﾁと何話したの？』


咲『咲の事好きだって。
嬉しかった。ずっと好きだったって…』


シホ
『ﾖｯﾁなかなかやるな』

シホはふざけて
私を押し倒した。

好きって言われるのって
嬉しいね。