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3章:【トラブルバスター】
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「ありがとうございます。
ありがとう…」
薫は俺の胸で泣き崩れた。
俺は薫が落ち着くまで髪を撫でていた。
「落ち着いたか?」
5分ほど経つと薫は落ち着いたようだった。
「はい…大丈夫です。
すみません。」
「じゃあ行動開始と行こうか?」
俺はテーブルの上から束を2つ取った。
薫は不思議そうな顔をした。
「どうした?」
「全部持ってかないんですか?」
「全部持ってってもいいけどお前だって必要だろ?
鍵変えたりパンツ買ったりさ。」
「あっ!?はい…
パンツって(笑)」
「まあ22時に来いよ。
俺、用事あっからよ。
何かあったら連絡しろ。」
サイドテーブルにあった紙に携帯の番号とアドレスを書いて渡す。
もう17時を過ぎていた。さっきから携帯が後ろのポケットでブルってる。
「忙しいですね…」
「バーカ。忙しくしたのは誰だよ。
とりあえず出るぞ。」
俺達はホテルの部屋を後にした。
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DESIRE 〜1st season〜 ©著者:TOORU
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