ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

8章:ソープ (5/5)


「だって、」

もう居ないのに?
まだ、ここに残しておくの?
いつまでも、ここから抜け出せないまま、

いつまで、いつまで、


「…………、」

「なに?愛の友達?」

怪訝そうに眉を寄せながら、男がこちらをじっと見つめた。

「あの子さ、未成年だったの、ここで働いてるとき」

知ってる。

「まぁ、それは良いんだけど、
客がさ、愛が前に制服着て歩いてんの見たらしくて、掲示板に書き込んだの。したら一気に広まって、」

「…………、」

「うちの店は20歳から勤務許可降りるから、」

「……知ってたんじゃないんですか、」

「なにが」

「この人が、未成年だって」

ああ、と
なんでもないように男が笑う。

「知ってたってかね、気付いてたよ。けどあえて何も言わなかった」

「なんで……、」

「そういう世界なの、ここは。てかさ、」

に、と男の白い歯が覗く。




「あいつ、死んだってマジ?」
80 /235

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

CASTER ©著者:樹里

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.