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4章:クリスマス (2/17)


24日、25日は客にプレゼントを渡せと加藤さんから助言を受けた。

「お返しは指名で、って言っときな。」

そう言われて渡されたのは、チロルチョコが3つ、小さな袋に入れられ、可愛らしくラッピングされているもの。

他にも、栄養ドリンクや飴玉が入れられている袋もあった。

「これ、加藤さんが作ったんですか?」

「まぁね!」

「半分以上私が作りました」

グッと得意気に親指を立ててみせた加藤さんの後ろで、沢井さんが呆れたようにそう付け足した。

「私がラッピングしたんですよ、って言うんだよ?」

沢井さんの言葉にこくりと頷くと、つまらなそうに加藤さんがため息をついた。

「こんなに用意したのに、今日は電話鳴らねぇなあ」

24日、
クリスマスイブ、

夕方の繁華街は賑やかなのに、事務所の電話は鳴り響かない。

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CASTER ©著者:樹里

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