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6章:デサルヴォ
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6章:デサルヴォ
『サイレン、聞こえないね。』
俺は幸恵を伺った。
血が付いた髪を狂気に満ちた顔で匂っていた。
この女から聖夜の事を聞き出すより俺はこの女を内側から壊してやるのが早いと思った。
異常殺人者になりうる人間に
大きく関係するのは
生い立ちだ。
生物は産まれてすぐに
愛情を受けなければ
一生愛を知ることはない
と言われている。
有名な学者の一説に
異常殺人者を作りたければ
生後まもなくから頭に衝撃を与え続けパートナーを不特定多数作り、精神的に緊張を与えて無関心を装うこと、とある。
俺は幸恵もそう育ったのではないかと思った。
『幸恵さん。家族は近くにいるの?』
『……。』
『兄弟はいる?』
『……。』
『お父さんは何をしている人?』
『うるさい!なんなの!』
幸恵は狂乱した。
父親の話がでると
狂乱した。
『知りたいんだよ。幸恵さんがこうなった訳を。』
『はぁ?あたしがこうなった理由なんてないさ!生まれたときからイカれてるんだ!』
『そうは見えないんだな幸恵さん。』
『……。』
『いつから孤独を感じてお父さんが怖くなったんだ?』
『!!……』
幸恵は目を見開いて俺を見た。
そして体を揺らし始めた。
ひかるの血で固まった
長い長い髪を蝶々結びして。
必死に平静を装うことに
徹している幸恵。
蝶々結びと父親。
それを見て俺は
話をしたくなった。
とある殺人鬼の話を。
『アルバートデサルヴォって知ってる?』
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