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3章:対面対決
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『ふーん。中々おもしろい殺人鬼ね。一家惨殺かぁ。』
『いや、この事件には生き残りがいたんだよ?』
『生き残り?』
『ぁあ。長女だけは林間学校に行ってて助かってるんだ。可哀想に彼女は旅から戻ると一人ぼっち。親戚に引き取られたらしいが家族は事故にあったと聞かされたらしい。』
『ふーん。』
やはりサイコパスだからなんだろうか。幸恵には可哀想とか同情の感情が無いように思える。
だが何だろう。この女には秘密が沢山ある気しかしなかった。
『じゃあ幸恵さんが好きな殺人鬼を言う番だよ。』
酒を幸恵についで渡す。
幸恵は一口で飲み干すと
世にも恐ろしい殺人鬼の名前を出した。
『あたしは彼のファンなの。イケメンで頭がいい彼の。』
直感で誰か分かった。
『テッドバンディだろ?』
『せーかいっ!』
幸恵は嬉しそうに笑った。
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不気味なお客様 ©著者:灰 ライカ
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