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2章:お客様御来店です (2/6)



『今日は新規も常連も厳しいねぇ〜』


同い年の聖夜と裏で一服しながら話す。


『こーゆー日は女も気が滅入るから厄介だよな?』

『まぁな。蓮知ってるか?この店の雨の日の伝説…。』

『雨の日の伝説…?』

『二年前だったかな?すげー雨の日に新人だった恭介さんを飛び込みの客が指名したんだ。』

『飛び込みで?』

『ぁあ。一番新しい子を指名したいって言われたんだと。恭介さんが席に着くなりその女、札束を灰皿に置いて一晩で全部使えって言ったらしい。』

『札束全部って…幾らあったんだ?』

『………500万。』

『は?!500万?!』

『な?伝説だろ?それで恭介さんはその女に自信と接客を教えられてNo.1になったらしい。』

『へぇ〜すげぇな。でその女今でも来てんの?』

『いやそれっきりらしい。恭介さんもお礼を言いたくて連絡したらしいんだが教えられた連絡先は嘘だったみたい。』

『No.1になる自信と接客かぁ。』

『あ!蓮!お前やっぱ狙ってんだろNo.1!』

『まぁ…誰でもこの仕事してたらなりたいだろ?』

『分かるけど恭介さんが居る限りは無理だろ。ぁあー俺たちにも雨の日の伝説来ねぇかなぁー!?』




恭介さんの自信はその女が植え付けたのか。

にしてもその女が教えた接客
気になるもんだな。


そうこうしていると常連の1人ひかるが来店した。


『蓮ちゃーん!おはよー!』


ひかるは風俗嬢だった。
何かと彼女気取りで客が被ると拗ね始める、いわゆる痛客さんだ。

聖夜にドンマーイと囁かれて
俺はひかるを席に案内した。


『今日は仕事どうだった?』

『蓮ちゃん…心配してくれてるの?』

『そりゃ大事なひかるの事心配しない訳ないだろ?』

『蓮ちゃん…大好きぃっ!』

『今日は暇だしゆっくり2人だけでシャンパンでも飲む?』

『うん…ドンペリ頼む!』



『ドンペリいただきましたぁー!』



女なんて簡単。


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不気味なお客様 ©著者:灰 ライカ

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