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1章:怪物 (1/1)

1章:怪物



俺はたまに思う。




職業柄、女を酔わせて金をむしり取る自分は怪物なんじゃないかって。




親に大学院まで出してもらったのに今やチャラチャラした身なりのホスト。

きっかけは簡単だった。

連れに誘われただけ。

そう。人間ってのは
登るのは難しいが


落ちるのは簡単なんだ。


自ら落ちてみてよく分かった。

同期はみんな企業やお役所に就職して忙しそうにしてる。

頑張らなかった俺はこの様。


だから客の女を落とすのも
簡単なんだ。



『分かるよ俺も一緒。』

『一緒に夢叶えよう。』




これだけで先週まで水商売してた女がもう風俗にまで落ちる。


彼女たちにだって恋人や将来の夢や、もしかしたら家族だっているのかもしれない。

それを奪ってそれを無視して
息をしてる俺は怪物なのかもしれない。

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不気味なお客様 ©著者:灰 ライカ

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