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16章:マケルロイ (1/9)

16章:マケルロイ





恭介さんが手を振る先に
高岡刑事がいた。


『高岡さん!』


俺は駆け寄ろうとした。


が、動けなくなった。




高岡刑事の背後に
誰かがいた。



それは、聖夜だった。





『蓮君、すまない。もう私にはどうすることも出来ないんだ。』



高岡刑事は渋い顔をして
床に雪崩落ちた。


そしてその後ろに張り付いていた聖夜は俺を見て、恭介さんを見た。

何も発しない聖夜は黙ったまま高岡刑事の背中をさすった。



『…聖夜?』



俺は聖夜を伺うように言った。


聖夜は、何も言わなかった。



『蓮?残念だな。お前の親友は口も聞けないらしい。さて、なんの話をしてたっけ?』


恭介さんは先程の焦りもなく
揚々と聖夜に近寄った。



『どういうことですか?』



俺は聞かずには居れなかった。


さっきまでの幸恵とのやり取りはいったい何だったのか。


恭介さんは髪の毛をいじりながら言った。




『お前は間違ってるんだよ。』



気がつくとまた一人
背後から人がやってきた。



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不気味なお客様 ©著者:灰 ライカ

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