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6章:〜ホスト君〜
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無理やり岡山から帰って来てマナンと会って憂さ晴らしして、次の日から会社に行った。
社長『どうした?追いかけたんじゃなかったのか?』
アタシ『なんかちょっと違ったみたい(笑)頭冷やしてみよーかなって。しばらくまた仕事頑張りますよ』
社長は少し黙った。
社長『じゃー、飲みにでも行くか。』
アタシ『ご馳走さまです
』
いつもの時間に上がって、駅で社長を待つ。
社長『待たせたな。今日行く店はホストだよ』
アタシ『えっ…』
社長『ホモじゃない
あのノリが好きなんだよ』
アタシ『行った事ないんだよね』
社長『ハマるかもな
』
駅近くにあった。
RED
お店の名前…
店内に入ると着飾った、サラリーマンとは違うスーツの着こなしをした男達が笑顔でアタシを出迎えた。
『社長ー、久々っすね。今日は姫を連れて、珍しい
僕だけだと思ってたのにー。』
社長『俺はそんな趣味ないって
』
『知ってますよ
姫は何を召し上がりますか』
おしぼりを手渡されながら満面の笑みを向けられ、つられてひきつり笑いをする。
アタシ『社長と同じので…』
『了解
僕、社長の恋人のルキです、よろしく
』
アタシ『麗子です…』
ルキ『似合うー、その名前
良い名前ですねえ
』
なんだ、このテンションは。
テーブルには何本かボトルが並べられていた。
社長と同じブランデーをロックで飲む。
ルキの他に2人ついた。
その2人はルキに気遣い、社長を盛り上げ、アタシに名刺を渡した。
どれも同じ顔に同じ髪型
何人か入れ代わり、お店も盛り上がってきた。
ルキ『麗子ちゃんは、クールなタイプが好きでしょ
良いの紹介してあげる。社長場内入れても良い?絶対気に入るから
』
社長『良いよ』
数秒でルキが言ってたホストが隣につき、同じ顔のホスト達がはけていった。
『いらっしゃいませ、ガクです。お隣失礼します』
ガクって…
Gacktに似てるからか?
色白で、彫深い顔立ちで、日本人離れしていて、ってゆうか綺麗過ぎる顔…
髪は今時のアッシュ系にしていて前髪長めで、かきわけるとサラサラしていそうだった。
バランスの良い唇に、低い声。言葉少なめな感じがまた良い。
ま、好きなタイプに追加って感じ。
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不倫≠恋愛 part2 ©著者:愛希
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