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4章:〜学生時代〜
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沢木由作との出会いは高校での部活だった。
沢木は2つ上だったから部活に慣れた頃に夏の大会でいなくなる学年だった。
Managerとしてアタシは部員と接していて、沢木は気難しい、好き嫌いがはっきりしている人ってimageだけで対して関わらなかった。
3年生であっちゃんて呼ぶ先輩がいた。
よくかまってくれて、次第に休みの日でも電話したり遊んだりする仲になっていた。
まだこの頃は携帯ではなくベルが主流だったから話す時は家の電話で話す。
夏の大会が終わり、3年生が引退した。
夏休み
いつものようにあっちゃんと電話で話していた。
あっちゃん『麗子はさあ、彼氏いんの?』
アタシ『こないだ別れたばっか(笑)なんで?』
秘かにアタシはあっちゃんが好きだった。
あっちゃん『好きな奴いんの?』
あっちゃんだよ。
アタシ『いるけど』
あっちゃん『誰?俺知ってる奴?』
アタシ『あっちゃん』
あっちゃん『はいはい。誰よ?』
アタシは拒否られた気がした。それもそのはず、あっちゃんには彼女がいたから。
アタシ『教えないよ』
あっちゃん『部内か?』
アタシ『そうだけど』
あっちゃん『まじか
俺がくっつけてやる』
何人かの名前をあげられたけど、もちろん違うって言った。だけどあっちゃんはめげずに名前をあげた。
最終的に沢木由作の名前でなぜか『当たり』と言ってしまった。
あっちゃん『まじか〜
一番仲良しなんだよね
あいつ彼女いないからうまくいくよ、沢木に連絡しといてやるよ』
アタシ『え?あっいーってば、そんなんじゃないから』
あっちゃん『照れんなって
』
しばらくして沢木さんから電話がきて、自分の部屋に行った。
アタシ『もしもし…』
沢木『あっちゃんから電話しろって言われたんだけどどうした?』
っていうか初めて話すし。意外に優しい話し方だった。
アタシ『あ、いえ、あの…』
沢木『どうした?Manager
』
アタシ『付き合ってください…』
沢木『えっ
本気で?いやあ嬉しいなあ
良いよ
』
アタシ『あ、はい〜』
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不倫≠恋愛 part2 ©著者:愛希
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