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3章:久しぶりの対面〜遠距離と至近距離
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彼、本名、仁史と、私、小夏。
私が二十歳、彼が21歳の時、一年半同棲生活をしていた。夜の世界にまだ全く縁の無い頃である。
二人とも少ないバイト料だったが、狭いアパートの一室でいつも密着して生活していた日々は、プチ新婚生活ごっこのようで、楽しかった。
同棲以前から彼とは知り合いだったが、その昔はとっかえひっかえ色んな女と遊んでいた印象で、評判も良くなかった。実際私が彼と付き合い出してから、「ごめん、私彼と一回だけやったことがある…」と親友に言われたこともある。
しかし、同棲期間中、私が彼の浮気を疑ったことはたったの一度もなかった。付き合ってすぐ、同棲前に一度浮気騒ぎがあったが、その時に悟ったのは「この人は、そばにいないとダメなんだ」ということだった。他の女に興味があるからではない、ただ、寂しさが耐えられないんだ、と。
そばにさえ居れば。毎日きちんと抱き合えていれば。お互い不安要素は何もなかった。私自身、ベタベタするのは嫌いじゃなかったため、家の中でも外でも常に彼の左隣に引っ付き、彼もところ構わず私に構った。
逆に少しでも離れるとお互い寂しい。
二人でレストランに入って、向かい合わせの席になると、その一メートルの距離が耐えられず、詰めて隣に座り変える程だった。
「半径30cm以上離れたら無理。どこでも良いから触ってないと耐えられない。」
毎晩一緒の布団。
コンビニも一緒。
お風呂も一緒。
ヒドいとトイレの前までついていった。
近距離を越えて、それはもう至近距離恋愛。
その二人が、今遠距離恋愛を成立させていることは、奇跡に近かった。
コナの中にある不安の原因は、何も彼が「ホストだから」ということだけではなく、単純に距離の問題なのかもしれない、そう思った。
心の距離とか、信頼とか、
んなこと言ったって、
実際の肌の触れ合いがどれだけの力を持っているか。
でも、何となく彼より私の方が不安がっているのは何故だろう。
彼が仕事が充実していて
コナは仕事が充実してないから?
それとも
彼は人肌の安心感をよそで得ていて
コナはただ人肌恋しくしてるから?
他の人で不安って埋まるもんなのかな。
こんなとき、
コナにお金があったら
ホストに行くのかな。
彼氏がいてホストに通う人に
尋ねてみたくなった。
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