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58章:大好きな天国のばばへ (1/1)

58章:大好きな天国のばばへ

貴方が生きる力をくれました



まだまだ心配ばかりかもだけど
必死に生きて生き抜いて
私の命が尽きるその日まで
天国で笑って待ってて下さい

生きる意味を見失った時
苦しくて命を絶とうとした時

朝迄瓶ビール何本空けたんだっけ?

当時のばばは60代
当時の私は16歳

お陰で恐い物無くなりました
…未成年に呑ませるなよ(笑)


最後迄言えなかったけど
あれからも何度か逃げようとしました

でもいつも死に切れなかったんだ
当時は意味が解りませんでした

子供を産んで気付きました
「この子を産む為に」
生きなきゃいけなかったんだね


一人で子供を産むって決めた時
殆どの人が反対したけど

「ひ孫に会わせてくれてありがとう」
って泣きながら電話くれたよね?

凄い嬉しくて涙止まんなくて
ばばもつられて?泣いてて

「二人共馬鹿だねぇ」
って一緒に泣き笑いしたね(笑)


「この子が二十歳になったら」

産まれたばかりの子供見ながら
20年先の人生語って

不安になったり希望を見たり

「二人共気が早いねぇ」
っていつかみたいに泣き笑いして(笑)


「あんた達のこれからを楽しみにしてる」
「私はもう諦めろ」
「それはばばの台詞だ」
「そんなんゆうならもう嫌い」
「勝手にしろ!ばばは好きだ」
「ウチはもっとばばが好きだ」
「知ってるし」


こんな会話ばかりだったね(笑)
私も孫とひ孫に会いたくなったし(笑)



…だからもう大丈夫だよ?





貴方の血を継いで良かったです


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愛をあげたい ©著者:妖

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