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1章:幼少期
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1章:幼少期
何故私は生まれたの?
何故私はここにいるの?
何故私は一人ぼっちなの?
寂しいよ…
真っ暗なリビングでテレビだけをつけて窓から星を眺めながめる。
ここは私の特等席だ
「おなかすいたな…おかあさんまだかなぁ…」
いつも帰りが遅い母はなにかしら作って冷蔵庫に入れといてくれる。
娘に出来合いのものを食べさせない、それが母の意地らしい
ただその日にかぎって冷蔵庫には何もなかった。
炊飯器にもご飯は無かったし、お鍋もからっぽだ。
もう夜の9時になろうとしている。
4歳の女の子は普通寝ている時間なのに私はまだ何も食べていなかった。
「おなかすいた…」
もう我慢が出来なくなった私はお米を炊くことにした。
「だいじょうぶおかあさんがやってたのいつもみてたもんっ!!あおいちゃんにもできるよっ」
そう独り言をいいながら米みつから3合のボタンを押す。
それを炊飯釜にこぼさぬよう入れシンクに置いた。
まだ小さい私はいつも台にしている椅子に乗り米に水を入れる。
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寂しいよ… ©著者:Peach果汁
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