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4章:ハルキ〜序章〜 (1/14)

4章:ハルキ〜序章〜

「ごめんね、ごめんね晴樹…………。」



あの人からこの子を守るにはもうこんな方法しか無いなんて情けない。


身体中に出来た痣。


それらしい施設に相談にも言ってみたけど、外面だけは良いあの人に皆騙されて深く調べようとなんてしてくれない。



何度も離婚を切り出した。
けれどその度に殴られた。


何度と無く、逃げ出したりもした。
だけどその度に見つかり縛られ軟禁された。





このままじゃ私だけじゃなく、この子だって危険。



私には親も頼れる親戚も居ないのだから。






こうするしか……………無いんだ。








「晴樹……………どうか、幸せになってね。ママみたいに落ち込んでる皆の心をお日様で照らして、樹木の様に根強い子に育ってね。」





そして、私はあの子を施設の前に置き去りにした。



息子を、晴樹を守る為に。
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KABUKI蝶 ©著者:雫

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