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21章:‥ 親と大吾 ‥ (1/9)

21章:‥ 親と大吾 ‥



夜の10時過ぎに実家のチャイムが鳴った。



一瞬嫌な予感‥




玄関先に行った母が戻って来て言った。



母『心、なんかあなたにお客サンがみえたわよ。』


私『エッ… 誰?』


母『なんか男の人。心チャン居ますか?って。』



たぶん大吾だ‥‥


私『アッ!そうだった!お店のスタッフに頼み事あって呼んだんだ…。』


母『上がってもらったら?』


私『いいの!いいの!直ぐに済む用だから。』




ガチャ…。




玄関を開けるとやっぱり、そこには大吾が居た。



俯いて座ったまま何も話さない…。



私『大吾… 何で?ここ実家だよ? もう遅いし帰ってよ。


大吾『何で携帯出なかったあ゛コラ



酔ってる…



私『お願いだから大きな声出さないで?』


大吾『気に入らね〜事があんなら言えや無視してんじゃね〜よ。』




ガシャン!!!!!!!!!!!!




大吾が蹴り飛ばしたのは玄関のフェンス?柵のような。




凄い音と共にそのフェンスは取れて壊れた…。



私『止めてよ!!親が来ちゃうでしょ!?』


大吾『だったら何だよ!? お前の親に話付けてやるよ。』


私『お願いだから!お願いだから止めてよ!帰って大吾…お願い。』




ガチャ…




父『心、何だ?誰だそれは?』


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忘れたくて‥ ©著者:チョコ

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