待てども待てども待てども待てども大吾先輩からの連絡はない。




もうすぐ私の21歳の誕生日。


今年も彼氏と2人で‥
なんて浮いた話しは私にはない。



仕事を終え店長に『心！今年もBirthday頑張れよ！』とﾌﾟﾚｯｼｬｰをかけられこの日は普段特別なお客様としかしないｱﾌﾀｰも頑張った。



(はぁ〜疲れた何か飲み足りないし大吾先輩に連れていってもらった陽介ｻﾝのお店に行ってみようかな…)



もしかしたら大吾先輩居るかもだしね…。



本当は↑これが本音。



2回目にして1人で行くのは抵抗があったけど勇気を振り絞りﾀｸｼｰで向かった。




陽介ｻﾝのお店の前に着いてﾄﾞｷﾄﾞｷしながらそぉ〜と扉を開けてみた。




『あら〜！心ﾁｬﾝ』



陽介ｻﾝが出迎えてくれた。



その日は1日お店も暇で陽介ｻﾝはずっと私の隣に座って接客してくれた。