4章:初指名 (2/3)

「俺No.１になったよ」
休みを取って実家に帰ってた圭からの
久しぶりのメールだった

私は仕事終わりに電話をした

ﾊﾟﾁｽﾛのﾒﾛﾃﾞｨｰｺｰﾙが鳴る…

「なんだぁ？」
心地好い君の声…
相変わらずおっとりした話し方…

「本当に!?」
私は驚きを隠せずに聞いた

「うん。ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ変わるから見てみてね」



…私の心は複雑だった


誰にも渡したくない
私だけを見ていて欲しい…
No.１なんて私には何の意味もなかった


私が店に行く事を決意した瞬間だった