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6章:以心伝心 (1/1)

6章:以心伝心

彼は
時のヨミ方が上手い。
別に彼と喧嘩している訳ではないけど
ドラマや友達の彼氏の話や周りの雰囲気でフリーの彼氏が良いのかな!?って少しでも頭をよぎると彼から電話がかかってくる。
彼『浮気してないか?』
その言葉にドキッとする。
浮気をしている訳では無いけど
心が揺らいだ時に聞かれる。
考え過ぎかもだけど
ムシノシラセが彼には感じるのだろうか?
いつもは決まった時間には家に居るようにしてるが
たまたま遅くなったりだとか
友達とゴハンだとか
家から離れた時に限って
家に行ってたりだとか
電話があったりする。
一時期 私に監視が付いてるんではないかと思った事がある。
それだけ私の事を理解してくれてる証拠なのかもしれないけど(汗)
でも何だかんだで愛されてるのかな〜って思う。
テレビとか一緒に見ててボソッと言った
『このアイス美味しそうだよね』って事を覚えててアイスを買ってきてくれたり
前に好きって言ったケーキを持ってきてくれたり。
つき合ってたら普通の事なのかもだけど嬉しかったなぁ…。
食べないで残したかったもん!!
…。
本当は分かってる。
大切にしてくれてるって事。
私が携帯が鳴ってるの気づかなくて電話を放置しちゃった時
着信履歴が埋まるくらい(汗)連絡くれてて私が電話をかけ直した時に言ってくれた言葉…私はアナタの本心だと思ってるよ!!
『お前なんで電話に出ないんだよ。
心配で仕事が手につかないだろが!!』怒り口調だったけど
胸が熱くなった。
すれ違ってたと思ってたけど私は愛されてたんだね。
もしかしたら身体だけとか考え過ぎた事もあったけど
愛されてた。
アナタに愛されて私は幸せです。
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不倫の関係 ©著者:なつみ

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