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8章:仏様へ (2/2)

だってそうではありませんか

彼らは親子
元はひとつの繋がった命

それが殺し合っているのですよ

僕は仏様に抗議した

仲間は呆れて振り返るけど
かまうものか

それに鬼が嗤っているから
女は転生もできない

僕は泣きながら
訴えた

それは仏様の講習会

日輪観という
内部を光で満たす講義を終え

汚泥観で
地獄を見ていた

僕らは、仏様から生まれ
…やがて菩薩様に
…そして仏様に
なるための修業中

仏様は、笑っている

そう思うかい?
愛の菩薩様が
僕の肩に手を当てた

もう少しだけ見ていてごらん
智恵の菩薩様に
頭を撫でられた

どのくらい
見ていれば
良いですか

四十万日ほどだよ
 
それが僕の修業となった
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あの子達を悼む ©著者:白坂積雪

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