《18:45》
年が明けて１月の最初の週。
俺とノリは車を止めて杉山の家の前の通りにいた。


「さてとノリ君？誰から行きますかね？」

「俺は断然高校生の次女がいっすね！」

「お前さ高校生ってだけで選んでるだろ？
アイツあの顔は性格キツそうだぜ？」

「俺は性格よりあのルーズソックスを取りますね(笑)」

「あんなんのどこがいんだよ？
じゃあ俺は奥さんのストッキングって事で(笑)」

「って事は長女は暁っすか？」

「いや焼じゃ無理だろ。
俺かノリが２人落としゃあいいだろ!?」

「まあそうっすね。場合によっては俺が長女も行きますよ。」

「ふーん、ま頑張って。
おっ!?お出ましだ。」
杉山の奥さんのお帰りだ。

「ちょっくら行ってくるよ。」
俺はＡ４サイズの封筒を持って車を出た。

「いってらっさーい(笑)」
後ろからノリが言ったので軽く手を挙げて答えた。