ノリが借りて来た車で文の家に向かう。

「店長がぁートオルによろしくだってぇー。」
文がにやけながら言う。

「はぁー？お前何言ったの？」

「何ってぇ本当の事。
だって嘘つくなって言ったじゃん!!ダメぇ？」

「だっ!おまっ!
まぁ…いいや。」

ノリがニヤニヤしてる。

途中、銀行により文から昨日立て替えた金をもらう。

家の周囲を確認してエントランスへ入りポストから郵便物を持って部屋へ行く。
ノリがポストを見て考え込んでいた。

「ノリ？何を考え込んでたん？」

「あのポストじゃセキュリティ甘いと思って…」

「あぁ、それは考えてある。
文、印鑑持ってノリと近くの郵便局行って転送届け出して来て!?
うちの住所はノリに聞いて。
俺はやる事あっから。」

「はーい。印鑑ね？
いってきまーす♪」

「あっ!!携帯置いて行ってくれ。
ノリは…いいや 。
これ持ってって。」
トバシの携帯を渡す。