ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

22章:【豚箱】 (1/34)

22章:【豚箱】

取り調べは二人で必ず行う。

用事やなんかで片方が多少抜ける事はあるが、基本的には二人から圧力がかかる。

ふてぶてしい櫂を見て、吉村は座り直し、

『一つずつ聞いて行く。なんで北海道から出てきた?出たのはいつ頃?すぐ詐欺してたのか?』

『詐欺なんかしてねーよ。上京しちゃ悪いの?理由がなきゃダメなの?』

『お前ヤクザだっただろ?札幌の。そこら辺から聞いてくわ。』

警視庁は北海道警察と合同捜査中。

情報を提供しあい、櫂の犯罪経歴から調べていた。

しかし櫂は万引きでの補導もなく、まっさら。

しかし極道になった事実は知られる。

ヤクザになると言うことはそういう事になる。

『半ば無理やりだったんだよ。嫌だったから逃げたんだ。』

『その時のシノギは?何任されてた?』

『下っ端だったんだ。事務所当番だよ。』

『最初は、だろ?嘘つくなや。』

クソ、どこまで知られてる?闇金まで知られてんのか?知られてたら誠や実も・・・。

『オシボリだよ。嘘はついてねーよ。』

『後は?まだあんだろうが。早く言え!』

もう言った方がいいのかと躊躇ったが、闇金から詐欺をやるやつが多いため絶対言えない。

小さな繋がりを自供させ、本来の目的を自供させるのが警察のやり方。

『運転手とか?何言わせたいんだよ。なんも出ねーぞ。』

『お前片桐組だろ?あそこは闇金がメインで持ってた組だ。お前も一員だろが。』
413 /563

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

アンダーグラウンド ©著者:シャンクス

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.