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3章:【スカウト】 (10/10)

紙袋には包まれた何かと携帯が入っていた。

『携帯に電話がかかってくる。場所を聞いてこいつを渡せ。で、金をもらってこい。』

中身は見るなと念を押された。

『金を持ってきたら確認するが、猫ばばすんなよ!小遣いはやるからよ。』

不安一杯だったが、荷物を持ち家で電話を待った。

昼寝をしているとその携帯が鳴った。

『もしもし?』

『あーどうも。○○埠頭の倉庫わかる?そこに一時間後にきて。』

その場所は以前に鳶の現場で行ったことがあり、すぐ向かった。

早めにつき、待つこと15分。

黒塗りのセルシオがきてなんか手招きしている。

『あっ初めまして、櫂です。』

『挨拶はいいから!これ見られちゃマズいから早くそれ頂戴。』

荷物を手渡し、ぶ厚い封筒を受け取った。

『これからよろしく!また電話する。』

ほんの数秒の出来事で整理できなかったが、なんなく終了。

片桐さんに連絡し、事務所に向かった。
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アンダーグラウンド ©著者:シャンクス

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