夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
5章:パーティ
(1/11)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
5章:パーティ
太陽が雲の合間から見え隠れしていた時間はあっというまに過ぎていった。
私達は金色の夕日が沈みかかる頃にやっと部屋から出て、人の気配のするリビングに近づいて行った。
そこには6、7人の人がいて乾杯を繰り返していた。
背伸びをして見回すとパールが背の高い女性と親しげに話しているのが見えた。
ブルーと一緒に近づいて行った。
「あなたがイヴね」
セクシーな低い声でそう言うと、片手を差し出した。
「私はココ、パーティにようこそ」
長い睫毛をしばたたかせながら見つめる瞳と長い黒髪が似合う女性…ではなくハスキーな声と手の大きさはどう見ても立派な男性だった。
私はココの手を握りながら、曖昧な笑みを返した。
「そんなに怖がらないで。ここは、楽しむための場所よ。誰もあなたに噛みついたりしないから、大丈夫」
「心配ないわよ、最初は誰でも緊張するけどきっと夢中になるわよ」とパールが私の腕を軽くつついた。
その声は温かかったが、何かを企んでいるようでもあった。
私はブルーを探した。
彼は大きなソファに座り寛いでいるように見える…
私と目が合うとブルーが手招きをしたので、ほっとして駆け寄り居心地のいい腕の中におさまった。
「私達はこれからどうすればいいの?」
「酒でも飲みながら、お喋りしていればいいのさ。
そろそろファイヤーもサムも来る頃だよ」
「みんな、本当の名前は言わないの?」
「そのほうが楽しいでしょ?
ワタシ達がここでしていることは現実でしていることとは無関係よ。
架空の名前を使うことで現実との距離感がたもたれるの。
みんながなりたい自分になれるのよ、ここでは」
いつの間にか私の後ろに立ったココがそう言った。
<前へ
27 /108
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
アレグロ ©著者:椎名
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.