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10章:誕生会 (1/12)

10章:誕生会

電話から聞こえて来る沙織の声は、どこか堅く私を責めている感じがする



「私もブルーも何度もメールを送ったけど返事がないじゃない…、だからブルーは私に連絡をしてきたの、何かあったの?」



『岸田の事を話したい…でも今はまだダメ…話さないほうがいい…』



「ううん、何もないわ。仕事で帰りの遅い日が続いたから…」



「最近はチャットにも来ないからね…最新情報が入ってないでしょ?」



「最新情報?」



「そう、最新情報!毎年私の誕生日は女ばかりが集まるでしょ?その事を話したら…今年は華やかにチャットの仲間も参加する事になったの!で、マドカとブルーが幹事に決まったのよ」



「ええっ?私が?」



「そうよ、友達の女チームとチャットチームの両方を知ってるのはマドカだけだもん」



「あぁ、うん…そうなの?」



「大丈夫よ、ブルーが手伝うから。だから会いたがっているのよ、いいでしょ?」



『いいも何も、勝手に決めるなんて、イヤだわ!ブルーには会いたくない…断らないと…』



「ブルー…男性もいるのに、幹事なんて私には無理じゃない?」



「じゃ、誕生日の私がする訳?まさかね。そうそう、女チームにはもう話してあるから…皆、大喜びよ」



「うぅ…、そうね。じゃあ連絡してみるわ…」



沙織は私に薦めたアダルトチャットでパールの名前で参加していて、奔放でセクシーな会話が一際目立つ存在になっている…きっと誕生会の話が盛り上がったのだろう



私もチャットに参加したばかりの頃は、毎日パソコンを開けるのが楽しくてセクシーな会話に刺激されて、まるで別世界にいた…私は積極的なイブになりすまし、ブルーとデートをしてセックスまでした。



2人は恋人のように…違う、私だけが恋人気分でいた



山荘のパーティでブルーと2人で過ごした後…セックスの後…パールとブルーから3人で楽しもうと言われたことがショックで、私はあの場から逃げだした…



他の女性とは寝ないと私はバカみたいに思い込んでいたのだ



そのブルーと話さなくてはならない…



電話をかけて声を聞くのはイヤだ、今日はまだ…



さっきまでの岸田との関係が汚されてしまうような気がする



仕方なく私はパソコンを立ち上げてまず、未読のメールを読むことにした

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アレグロ ©著者:椎名

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