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6章:ばか (2/7)

あれから。
トントン拍子に話は進んで、俺とミナミは、あっという間に晴れの日を迎えた。
そう、今日の、結婚式の日を。

「お腹痛い、お腹痛い、お腹痛い…」

「アラシくん。落ち着いて」

前屈みで腹を抱えながら、室内をぐるぐるぐるぐる歩き回っていると、友人に「どうどう」と制止された。

やばい。
まじやばい。
何がやばいって、俺のこの緊張具合である。

いつものホストスーツでなく、パリッとしたタキシード姿。
トレードマークの盛り盛り金髪も、今日は少しおとなしめ。
真っ白い手袋を握りしめながら、落ち着きなく部屋を徘徊する俺。

「ちょっとトイレ行ってくるっ」

「さっき行ったばかりですよ。もういつお呼びがかかるかわからないので、だめです」

出入り口に通せんぼする友人。
こんなときまでしっかりしてるよ、お前は…(´;ω;`)助かります!!

新郎控え室で、俺心労なう(うまいこと言った!)。
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アラシの小咄 ©著者:柚木

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