ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

4章:結婚…? (2/7)

「アラシくん、それって…」

職場の厨房にて。
営業終了後、同僚と話していた。
話していたっつーか、同僚のリョウに、追い出された経緯を聞いてもらってました。ハイ。

「もー、ひでぇっしょ?」

ぷかーと、タバコの煙を吐き出しながら、俺は溜め息をつく。
男だってさー、愚痴ったっていいよね?
無条件な同意が欲しいときがあんのー、俺にも。
男同士ならわかってくれるよねっ。

しかし返ってきた言葉は。

「ええ。酷いですね、アラシくんが」

「えっ」

なんだよ、リョウまで。
こんなにしてる俺の、何が酷いっての?

「…結婚はしないんですか?」

「え?結婚?んー。なんつーかさぁ、キッカケがねぇ」

「…最大のキッカケになりますよ…」

「え?何?聞こえなかった」

「いえ。俺の口から言うことじゃないと思うんで…」

口ごもったリョウに、俺は首を傾げる。
23 /40

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

アラシの小咄 ©著者:柚木

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.