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2章:いきなりラスボス
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ピー ピー
炊飯器が、ご飯が炊き上がったことを知らせて鳴いている。
「あ、私が盛るね」
盛り付けを買って出てくれたミナミが、皿を持って炊飯器のところへ。
やっぱり優しいなぁ、えへへ。
「…ッ」
炊飯器の蓋が開いた瞬間、何故か急に様子のおかしくなったミナミ。
バタバタと洗面所へ駆けて行った。
…??
「どしたー?」
戻ってきたミナミに、俺が白飯にパウチからカレーを流し出しながら尋ねると、彼女は青白い顔で。
「う、うん」
と、曖昧な返事をするだけだった。
…どうしたんだろう?
しかし腹が減った←
「とりあえず食べよー?」
「うん」
2人並んで食卓につく。
なぁんか…こーゆー何気ない時間が幸せだよね。
最近、ちょっと殺伐としてたから。
スロットやめれば、ケンカもなくなんのかなー?
でも俺、他に趣味とかないしなぁ。
カレー食べてる彼女を眺めながら、もんもんと考え事をしていた。
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アラシの小咄 ©著者:柚木
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