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2章:暴力の呪縛 (8/8)

家では
気の休まる時はない。


毎日、誰かしら
殴られている。


姉と義母
この二人も
殴られていた

でも、助ける事も
庇う事も出来ない。


夜中に聞こえる
叫び声…


逃げ回る
足音…



耳を塞ぎ
何も出来ない自分に
もどかしくなる。



殴られる姉、義母を
目の当たりにしても
助けられぬ自分に
どんなに
もどかしさを感じても
人間としての
感情を無にして
やり過ごす。



あたしは
最低な人間だ。


自分が
殴られたくないが為に
あたしは
最低な人間になった。


心が壊れ
人間としての
感情さえも壊れていった。

これ以上
何が壊されて
いくんだろう…。


体の傷は治っても
心の傷は
癒えてくれない。



そして
不幸の烙印は
こすっても
こすっても
消す事は
出来ない。

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不幸の烙印 ©著者:ゆう

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